こんにちは、1歳児育児ブロガーのRio(@Rio_reach)です。
子どもって、歯をおとなしくは磨かせてはもらえませんよね。
我が家も息子が歯をなかなか磨かせてもらえず、親子共に歯みがきの時間がとてもストレスでした。
どうしたらいいんだろう…と、先輩ママや保育士、しまいには子ども専門の歯科衛生士にもどうしたらよいか相談に行きました。
そのようにして、情報を集めながらも、日々息子の歯みがきと格闘してわかったことは、歯みがきを開始した初期の私は、0歳の歯みがきで重視するポイントを大きく外していたということです。
今日は歯みがきにとことん悩んだ私が、
先輩ママや保育士、歯科衛生士といった専門家に聞いてきたこと、
自分で調べたこと、
1年間歯みがきをやってみた経験から、
はじめて歯みがきをするママやパパが陥りがちな間違いや、ポイントについて書いていきたいと思います。
0歳児を虫歯にしたくないと、心を鬼にしながら毎日歯を磨いているママやパパにぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
実際にどんな歯ブラシを使ったら良いの?という方はこちら。
パッと読むための目次
0歳の歯みがきの目的は「歯みがきの習慣化」です
結論から書くと0歳児の歯みがきの最重要ポイントは「しっかりと磨く」よりも「歯みがきの習慣化」です。
「習慣化させる」というポイントを外すと、子どもに暴れられようとも羽交い締めにして磨くといった行為に及びがちです。過去の私もそうでした。
嫌がる子どもの歯を無理やり磨く行為は逆効果です。
歯みがきが嫌いな子になってしまいます。
そう思う方は、次のそもそも虫歯はなぜできるのか?をぜひ読み進めてください。
そもそも虫歯はなぜできるのか?
少し話が遠回りになりますが、重要なことなので書きます。
そもそも歯みがきの目的はなんでしょうか?
…そうです。目的は虫歯を防ぐためですよね。
では、そもそもなぜ虫歯になるのでしょうか?
その答えが以下になります。
※水天宮前歯科医院ホームページの引用です。
虫歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク)に、虫歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、糖分を栄養にして酸を出します。 この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。 これが虫歯の始まりです。
歯垢は「しこう」と読みます。つまり、食べかすですね。
つまり虫歯は、
- 食べかす
- ミュータンス菌(虫歯菌)
- 糖分
3条件が揃ったときにできてしまうものです。
過剰に0歳の虫歯を心配する必要はない理由
この虫歯になる3条件である「食べかす」「ミュータンス菌(虫歯菌)」「糖分」を0歳児が満たすかを考えていきましょう。
まず、「食べかす」については赤ちゃんにも付着します。これは物を食べる以上、仕方がありません。
では、ミュータンス菌はどうでしょうか?
水天宮前歯科医院ホームページには、ミュータンス菌は生後10ヶ月~36ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染すると書いてあります。
この記述から、歯みがきを開始する生後6ヶ月の赤ちゃんには、そもそも虫歯菌(ミュータンス菌)がいない、いたとしても少ないと言えます。
糖分はどうでしょうか?
0歳児は離乳食のため、食事の味も薄めで糖分も控えめです。
0歳児が摂取する糖分は、果物の糖分や離乳食で使う調味料程度の砂糖くらいで、おやつをねだる1歳や2歳よりも断然糖分は少ないと言えます。
3条件のうち、2条件で0歳児はそもそも虫歯になりにくい環境です。ですので、0歳児の時点ではそこまで虫歯を恐れることはないのです。
それならどうして0歳で歯みがきをはじめるの?
虫歯になる可能性が低いのであれば、0歳で歯みがきをはじめる理由がないのでは…?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、0歳から歯みがきをするトレーニングを少しずつやる意味はあります。
0歳で歯みがきをはじめる目的は「しっかり磨く」ではなく、「習慣化」のための「トレーニング」なのです。
「習慣化とトレーニング」を意識するだけでやり方が変わる
0歳の歯みがきが習慣化のためのトレーニングと意識しているだけで、歯みがきの方法や親の声かけが変わります。
- 決まった時間に歯みがきをするようにする。
- 歯みがきを嫌いにならないように、楽しい雰囲気にする(歌を歌ったり、音楽をかけたり)。
- 泣いても無理やりは磨かない。泣かない方法を探す。
- 仕上げ磨きがちょっとでも長くできたら心から褒める。
- ブラッシングできなくても、ガーゼで歯を拭いたり、お茶で流せばいいや、と思える。
上記のように、習慣化のためのトレーニングと捉えると、0歳の歯みがきはすでにできているご家庭が多いのではないでしょうか?
決まった時間に歯みがきをしようとすることは、歯ブラシが嫌いな子どもとは関係なく、親の気持ちでできます。
楽しい雰囲気を作ろう、という場づくりも親の気持ちでできます。
子どもが楽しく歯みがきを習慣化しているれる(親への)トレーニングだと思い、すべての歯をきっちりと磨かなくてもいいとわかれば、子どもが泣いても冷静になれる気がしませんか?
保健師さんも、
と言っていました。
本格的に磨くのは言葉がわかるようになってから
歯みがきを嫌がる息子の相談をした私に対して、子ども専門の歯科衛生士さんがこんなアドバイスをくれました。
2歳、3歳になって、少しずつ言葉を理解できるようになってから、歯みがきの大切さを理解してもらって、だんだんとしっかり磨くようにしていけるといいですね。
そう。言葉が通じるようになってから、仕上げ磨きをしっかりと行っていければ良いんですね。
赤ちゃんも歯医者に定期的に行けばOK
心配なら、小児歯科さんに定期的にチェックしてもらうのがいいと思います。
まだ歯が数本しか生えていないのに、なんか申し訳ないな…とか思わなくても大丈夫です。
実際に、船橋子ども歯科の歯科衛生士さんに聞いたところ、歯が生えてなくても歯茎の状態をチェックしたりすることができるし、歯の磨き方のアドバイスや生活習慣もアドバイスできる!と言っておりました。
大人も3ヶ月に1回、歯の定期検診をしますもんね。子どもも一緒ですね。
小児歯科ってどんなところなの?という方はこちらの記事をどうぞ。
参考:子どもが楽しく通える工夫が満載!船橋駅そばの歯医者さん
↑別媒体で私が取材して書いた記事になります。楽しく歯みがきができる工夫が満載の歯医者さんです。
まとめ
この記事では、0歳の虫歯を過剰に心配しなくても良いこと、そして、0歳児の歯みがきのポイントは、ママやパパが0歳の歯みがきを「習慣化」「トレーニング」という意識を持つことが重要であることを解説していきました。
これを知っているだけで、0歳児の歯みがきのストレスや虫歯になったらどうしようという不安がかなり軽減されます。
過剰な心配をせず、毎日前向きに歯みがきに取り組んでいきましょう!
0歳で虫歯なんてかわいそすぎるから、やっぱり多少暴れられたとしてもしっかり磨かなくちゃダメなんじゃないの?