帝王切開手術後に歩くコツ

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こんにちは、育児ブロガーのRio(@Rio_reach)です。

この記事を開いたあなたは、
帝王切開手術後のお腹の傷の痛さに苦しんでいるのだと思います。

まずは、おめでとうございます!
そして、本当にお疲れ様です。

2017年、私も初産で我が子を緊急帝王切開で出産しました。

検診のつもりがそのまま出産へ…緊急帝王切開体験記

2018年3月4日

その時にとても辛かったことが、帝王切開の傷が痛すぎて、歩けないことです。

私が出産した産院では、術後2日で歩くことになっていました。
術後2日後に歩く事に挑戦してみたものの、
お腹の傷が痛すぎて、脂汗がダラダラ。

なんとか立つことはできたものの、
歩くことはできませんでした。

結局、その日歩くことができなかった私は、
1日歩くのを伸ばしてもらうことになりました。

そんな私がそれでもなんとか歩けるようになったのには、
理由があります。

というのも、帝王切開手術後に歩くには、

帝王切開後に歩く心得
  • 「お腹が痛くても歩かなくてはいけない」という思いこみを捨てるべし
  • 帝王切開手術後に歩くコツは、体重移動である

という、2つの点に気がついたのです。

そしてこの2点は、
少なくとも私の産院では誰も教えてくれませんでした。

ただでさえ出産という大仕事を終え、
そしてさらなる育児という仕事が待ち構えているんですから。
こんな事で、消耗したくないですよね?

本記事では、帝王切開手術後に歩くコツを書いていきます。

私のように、帝王切開手術後に痛くて立てない、
歩けなくて悩んでいる方は参考になると思いますので、
ぜひこのまま読み進めてみてくださいね。

パッと読むための目次

「お腹が痛くても歩かなくてはいけない」という思いこみを捨てる

まず、
「帝王切開手術後はお腹が痛くても歩かなくてはいけない」
というのは間違っています。

お医者さんや看護師さん自身が帝王切開を受けた事がなく、
かつ、

痛いけどみんな歩いているんだ。歩いた方が回復が早いから頑張しかないぞ!

なんて言われてしまうから、そう思い込んでしまうのは無理はありませんが、間違いです。

正しくは、「痛くないように、腹筋を使わないようにして立つ・歩く」です。

少しだけ、私の経験をお話しさせてください。

私の場合、「早く歩け!」と急かされ、
仕方ないので、
旦那に付き合ってもらってまずは立つ練習をはじめました。

立ち上がろうとすると、
もちろん腹筋に力が入ります。
そして、そのたびに激痛が走るのです。

立ち上がるためにお腹に力をちょっと入れただけで、
脂汗がだらだらと流れ、お腹は激痛!!

歩くなんて無理!!

そう途方にくれていました。

今考えると、なんて無駄で痛々しい努力をしていたんだろう…と思います。

断言します。
腹筋に力を入れる練習方法は、間違っています。

正しくは、「痛くないように、腹筋を使わないようにして立つ・歩く」です。

立つときは電動ベッドを利用して腹筋を使わないで立つ。
歩くときは体重移動で歩く。
そのほかの動作も腹筋を使わず、手や足の力を使う。

腹筋をいかに使わないで、
立ったり歩いたりするかを
意識することがめちゃくちゃ重要です。

まずは、電動ベッドを利用して立つ練習をしよう

まずは電動ベッドを利用して、立つ練習をしてみましょう。

「電動ベッドを利用した立ち方」については、
ハートライフ病院さんのブログがとてもわかりやすく解説してくれていますので、
ぜひ参考にしてみて見てください。

>> これから帝王切開を受ける方へ(術後のラクラク離床♫)

上記のハートライフ病院さんのブログを引用して
本ブログでも簡単に手順をまとめます。

帝王切開手術後に立つ方法
  1. リモコンを準備し、電動ベッドを平らにする。
  2. 仰向けの状態で、頭がベッドの上の柵に着くまで移動する。この時、お腹に力を入れると痛いので、お腹の力は抜いたまま、手はベッドの柵を持って、手と足の力だけで移動するのがコツです。
  3. 上に上がったら、降りる側にできるだけスライドする。体がベッドのサイドの柵にビッタリとくっつくぐらいまで移動します。
  4. 端まで寄ったら、リモコンを操作し、上半身をおこします。これで、腹筋に力を入れずにベッドに座れた状態になります。
  5. リモコンでベッドの高さを一番低くします。
    ※高さが高いと、足を下ろした時に腹筋を使ってしまうため
  6. 体の向きを90度回転させて、足を地面に下ろして腰かけます。
    ※腹筋を使わずに足が地面についている状態になります。
  7. リモコンを持ち、ベッドの高さを一番高くします。すると、あなたのお尻をどんどんと持ち上げてくれます。

すると…あら不思議!お腹の痛みを最小限にして立ち上がることができます!!

はじめは電動ベッドを利用しても痛いと思いますが、
それでも、大分痛みは軽減されます。

帝王切開手術後に歩くコツは「体重移動」

ここまでで、腹筋を使わずに立つことができました。
歩くときも同様に、腹筋を使わないで歩くようにします。

ポイントは「腹筋に力を入れず、片足ずつ、足を曲げずに重心移動で歩く」です。
というのも、足を曲げると、宙に浮いた足の体重は、腹筋で支える事になってしまうためです。

ですので、以下のように歩いてみてください!!

帝王切開手術後に歩くコツ
  1. 上記の手順でベッドから立ち上がることができたら、右足に体重を乗せる。
  2. 体重を乗せた右足を軸足にして、左足を曲げずに前に出す。
  3. 左足に体重を乗せる。
  4. 体重を乗せた左足を軸足にして、右足を曲げずに前に出す。
    ※足を曲げると腹筋に力が入るので痛いです。曲げないようにします。

歩くという行為は、無意識にお腹に力を入れて、腹筋を使っているのですね。
だから、いつも通りに歩こうとすると、お腹の傷はもちろん痛みます。

お腹に力を入れず、足を曲げず、
体重移動で進めば、だいぶラクに歩けるようになります。

歩けるようになってからも「コツ」を応用すればOK

歩けるようになったら、
トイレにももちろん自分で行かなければなりません。

立った状態からの座るとか、
傷が絶対痛みそうですよね?

しかし、これも前提として「いかに腹筋を使わずに目的を達成することができるか」を
頭に入れておけば大丈夫です。

なるべく腹筋以外の力を総動員して、
目的を達成するようにします。

例えば、トイレに座る場合は、
手でなるべく体重を支えながら座るようにしましょう。

多少は痛いですが、だいぶラクにできると思います。

痛み止めはどんどん飲んでOK

痛み止めはなるべく使わないようにする、と度々聞くのですが、
私の産院は、痛みを我慢しても回復が早くなるわけではないので、
痛み止めはどんどん飲みましょう、という方針でした。

最初は座薬、注射、回復してきたら錠剤。
遠慮なくどんどん飲ませていただきました。

ただ、歩く場合は、あまり痛み止めは効果ないよ、
と看護師さんに言われました。

でも、何も飲まないよりはマシです。気持ちが違います。
痛み止め飲んだから頑張ろう!って気持ちになります。

痛み止めは効くまで30分くらいかかるので、
痛み止めが効き始めた頃に歩き始めるようにするのがオススメです!

また、全く痛み止めが効かなかったら、
違う種類の痛み止めを試してみるのもいいと思います。

看護師さんに「違う種類の痛み止めを試してみたいです。」と
相談してみましょう。

まとめ

この記事では、帝王切開後に歩くコツについて私の経験を書いていきました。

この記事で書いたコツを使えば、かなり痛みは軽減されると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。

また、以下の記事では「帝王切開後に傷と腰が痛くて寝れない」時の対処法について書いています。

もし、同じ悩みを抱えているのであれば、参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。

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