こんにちは、1歳児育児ブロガーのRio(@Rio_reach)です。
本記事では、電動アシスト自転車を購入したいと考えているママ目線で、
2018年10月現在発売されている4台すべての前子乗せモデルの電動アシスト自転車の特徴を書いております。
そもそも子供は何歳から電動アシスト自転車に乗れるの?という方はこちらの記事をどうぞ!
先に断っておきますが、
- バッテリー?
- 四輪駆動?
- トルク?
そういう難しい言葉は使っていません。
というか、わかりません…。
子育て中の目線で、
サクッと何がいいのかを知りたいパパ・ママには参考になると思いますので、
ぜひご覧ください。
- Panasonic 電動アシスト自転車 総合カタログNo.2 2018 / 夏
- YAMAHA PAS 総合カタログ vol.1_2018
- BRIDGESTONE Bicycle Catalogue 2018
パッと読むための目次
メーカーごとの大きな違い
まず、電動アシスト自転車のメーカーには3社あります。
- パナソニック(Panasonic)
- ヤマハ(YAMAHA)
- ブリヂストン(BRIDGESTONE)
パナソニックはこぎ出しのアシストが強い
まず、押さえておきたい違いは、
パナソニックの電動アシスト自転車はこぎ出しのアシストが強いため、好き嫌いがある。
ということです。
試乗してみるとわかるのですが、ヤマハ、ブリヂストンに比べて、
こぎ出しからいきなり強くアシストされます。
自転車屋さんの店員さんはこんなことを言っていました。
ヤマハ、ブリヂストンはこいでいたらいつの間にか楽になっている、というイメージ。
女性の方は、パナソニックの電動アシスト自転車は怖い、と言う方もいらっしゃいますね。
パナソニックは男性好み、ヤマハ、ブリヂストンは女性好み、といった感じです。
実際に試乗しましたが、たしかにその通り。
パナソニックの電動アシスト自転車は、こぎ出しから強くアシストされるため、
慣れないうちは少しビックリしてしまい、ふらついてしまいます。
ただ、少し練習すれば慣れる範囲ではありました。
ちなみに、ヤマハとブリヂストンは協力関係にあり、パーツが共通だったりするため、
そこまで乗りごこちに差がないとのことでした。
試乗する機会があれば良いのですが、試乗する機会がなくて、かつ不安な方はヤマハ、
もしくはブリヂストンが無難です。
走行距離と質量
1回の充電で、一番長く走れるのがパナソニック、ついでブリヂストン、ヤマハです。
パナソニック製の電動アシスト自転車は、ロングモードで80kmも走ることができます。
ただ、長距離を走れるということは、バッテリーもその分重くなるため、車体が重くなります。
実際に重量は、
パナソニック製が一番重く、ついでブリヂストン、一番軽いのがヤマハです。
ラック式駐輪場などに停車する場合は、車体を持ち上げなくてはならないため、
軽ければ軽いほどラクです。
チャイルドシートの特徴
チャイルドシートの特徴も、パナソニックとそれ以外のメーカーで分かれます。
- パナソニック:腰ベルトが存在せず、肩シートベルトのみ。肩の位置で2箇所とめる。
- ヤマハ・ブリジストン:腰ベルトと肩ベルト、股ベルトがある。股の位置で2箇所とめる。
実際にチャイルドシートに子供を乗せてみた感想ですが、
パナソニックのチャイルドシートが一番ラクでした。
パナソニックのチャイルドシートは、肩シートベルトのみ。
単純な構造であるため、初めてでもどこにとめれば良いかわかりやすく、
ベルトも絡むことがないので、子供を乗せやすいです。
ヤマハ・ブリジストンは私が子供を股ベルトの上に座らせてしまったため、
股ベルトが息子のお尻の下で行方不明になり、
店員さんに助けてもらいました…。
ヤマハ・ブリジストンはベルトが多いので、
よりしっかりと子供を固定できる、とも言えるでしょう。
加えて、ヤマハではさらに足元まですっぽりと包むこむ
「コクーンルーム」という機能が採用されています。
コクーンルームにより、子供の手足がむき出しにならず、日光や風から子供を守ってくれます。
次にベルトを外すときですが、
パナソニックのチャイルドシートは手動で1本ずつベルトを抜かなくてはならないのに対し、
ヤマハ・ブリジストンは中央のボタンを押すだけでベルトのロックが解除されて抜けます。
子供をチャイルドシートから下ろす手間はパナソニック・ブリジストンが大差なく、
コクーンルーム付きのヤマハが若干手順が増える、と言った感じです。
こう書いてしまうと、パナソニック製の安全性が少し心配になりますが、
もちろん、しっかりと自転車協会の安全基準を満たしていますので安心です。
しっかりとした固定にさらにプラスとしてコクーンルームで、安全性や快適性を追求した「ヤマハ」。
好みが分かれるところです。
前子乗せモデルの電動アシスト自転車 全4台の詳細
ざっくりとメーカーの違いを見たところで、
今度は個別の電動アシスト自転車の特徴を書いていきます。
ちなみに、どのメーカーの電動アシスト自転車も
社団法人自転車協会の「幼児2人道場基準適合車」の基準を満たしており、
子供の安全性や、自転車自体の重心が低く設計されており、
安定性は抜群です。
違うのは、上述のアシスト力、チャイルドシートの仕様に加えて、
自動解錠システムの有無、
鍵を差す向きが上向きかどうか、
デザイン性・カスタマイズ性などの細かい部分です。
パナソニック(Panasonic) ギュット・ミニ・KD
画像引用:自転車通販サイト【cyma】
最大の特徴は「ラクイック」と呼ばれる自動解錠システムで、
2018年モデルから搭載されています。
この自動解錠システムはなんと、
電子キーをカバンに入れておけば、
鍵を自転車に付ける手間は不要です。
電源ボタンを押せば自動で解錠されます。
自転車に乗ろうとしたときに、
鍵がなくてカバンからゴソゴソと探した経験はありませんか?
ギュット・ミニ・KDでは、ラクイックが採用されているので、
カバンの中に入っている鍵を自動で認証してくれます。
そのため、
電動自転車の鍵を探さずに、
電源を入れるだけで、ワンタッチで出発することが可能。
子供が退屈してグズついてしまう…なんてことにならなくてすみそうですね。
ちなみに解錠できる距離は、
後輪についている鍵の位置から、最小1.2m、最大3mです。
なお、子乗せ電動アシスト自転車は、
子供が大きくなったらフロントチャイルドシートを
バスケットに乗せ変えることができるタイプがほとんどなののですが、
2018年10月現在、本日紹介している自転車の中では
ギュット・ミニ・KDのみ、
フロントチャイルドシートをバスケットに付け替えることは不可能です。
ちなみに説明書には、
フロントチャイルドシートを大型バスケットとしても利用可能とあるので、
気にしなければそれでいいかもしれませんね。
- 充電時間:約5時間
- 走行距離:パワーモード 約50km、オートマチックモード 約60km、ロングモード 約80km
- 質量:33.8kg
- ギア:3段
- タイヤの太さ:約50mm
- 定価(税抜):158,000円
パナソニック(Panasonic) ギュット・ミニ・DX
画像引用:自転車通販サイト【cyma】
DXは前述の自動解錠システム、「ラクイック」がついていない
パナソニックのモデルです。
その分、お値段が16,000円安くなっています。
充電時間や走行距離などはKDと同じです。
パナソニックの電動自転車を希望する場合、
価格分を天秤にかけて、「ラクイック」付きのKDか、
ついていないのDXかを選択することになります。
個人的には、
自転車の鍵を探すのは結構イライラしてしまいますし、わずらわしいので、
16,000円分で子供のイライラを抑えて、
親の気持ちに余裕ができるのであれば、
自動解錠ができるのKDがいいのではないかと思います。
また、小さなことですが、
他の自転車のサークル錠の鍵を差す向きが上向きであるのに対し、
ギュット・ミニ・DXのみ、横向きなのもちょっとネックです。
KDと異なり、
フロントチャイルドシートはバスケットに付け替え可能です。
- 充電時間:約5時間
- 走行距離:パワーモード 約50km、オートマチックモード 約60km、ロングモード 約80km
- 質量:33.3kg
- ギア:3段
- タイヤの太さ:約50mm
- 定価(税抜):142,000円
ヤマハ(YAMAHA) PAS Kiss mini un(パス キッス ミニ アン)
画像引用:自転車通販サイト【cyma】
電動アシスト自転車のメーカーの中で、
一番歴史が古いのがヤマハです。
ヤマハの特徴は、
いつの間にかいい感じでアシストしてくれる乗り心地と、
フロントチャイルドシートの「コクーンルーム」。
小さな子供をすっぽりと包み込んでくれるので、
日光や風から子供を守ってくれるし、
万が一転んでしまったときの安全性が高いです。
ただ、
上げ下ろしの際にコクーンルームの上げ下げが面倒になる、
といったデメリットもあります。
また、4台の中で若干ですが一番軽いです。
ラック式の駐輪場では多少自転車を持ち上げる必要があるので、
ちょっとでも軽いのはポイント高いです。
サークル錠の鍵穴が上向きで差しやすいのもポイント高し!
フロントチャイルドシートは、
子供が大きくなったら、バスケットに変更することができます。
- 充電時間:約3.5時間
- 走行距離:強 約40km、標準 約49km、オートエコ 約60km
- 質量:30.3kg
- ギア:3段
- タイヤの太さ:約53mm
- 定価(税抜):151,200円
ヤマハの場合は1ヶ月からレンタルも可能
ちなみにヤマハの場合、購入ではなく、
MBRでレンタルをするという選択肢もあります。
MBRはママの声から産まれた、
電動アシスト自転車のレンタルサービスです。
1ヶ月からレンタルすることができます。
試しに使ってみたい方、
転勤が多い方、
1年間だけ使いたい方にはレンタルがおすすめです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) ビッケ ポーラー e
画像引用:自転車通販サイト【cyma】
ビッケ ポーラー eの最大の特徴は、
車体の色のラインナップが豊富で、
更に、サドルカバーやチャイルドシートのデザインが豊富で、
自分好みに自転車をコーディネートできること。
いろんなシートを選べて、自分らしい1台に仕上げることができます。
水玉模様やシマシマ模様で、ビビットカラーで見るだけで元気が出そうな、
おしゃれなシートが盛りだくさん!!
画像引用:自転車通販サイト【cyma】
いつの間にかいい感じでアシストしてくれる乗り心地と、
しっかりと子供を支えるチャイルドシートもいいですね。
また、こちらもサークル錠の鍵穴が上向きで使いやすいです。
こちらも、子供が大きくなったら、
フロントチャイルドシートをバスケットに付け替え可能です。
- 充電時間:約4時間
- 走行距離:強 約56km、標準 約63km、オートエコ 約78km
- 質量:30.6kg
- ギア:3段
- タイヤの太さ:前輪 約52mm、後輪 約54mm
- 定価(税抜):144,100円 ※本体137,800円+シートクッション6,300円
まとめ 自分が何を重視するかで電動アシスト自転車を選ぼう
以上、前子乗せモデルの電動アシスト自転車を紹介していきました。
4台の中から選択することになるのですが、ざっくりとまとめると、
- アシスト力が強く、かつ、子供の上げ下ろしがラクなパナソニック
ただし、強いアシストに怖さを感じる可能性がある。あと一番重い。 - 車体が軽く、かつ安全性重視のコクーンルームをもつヤマハ
ただし、走行距離は3社の中で一番短く、かつ安全性重視のため子供の上げ下ろしの手順が増えて、手間がかかる。 - 走行距離と重さは3社の中間。シートデザインが豊富でカスタマイズ可能なブリヂストン
ただし、クッションとかそんなにこりたくない人には面倒なだけかも…。
といった感じになります。
また、鍵を差さずにワンタッチで出発できる自動解錠システム
「ラクイック」を使いたい方は、パナソニックの「ギュット・ミニKD」一択です。
自分が一番何を重視したいかで、電動アシスト自転車を選んでみてくださいね!
でも決して安くない値段だし、失敗したくないなぁ…